法律の不遡及の原則

法律の不遡及の原則とは

法律の改正の効果は遡及するのか

法律はたびたび改正され、刑事分野であれば、従来とは異なることにより罰則を受けることがあったり、罰則の重さが加重されたりすることがあります。しかし、これは過去の行為自体には遡及することはありませんので、改正されたことによる不利益を回避することが可能です。また、その効力が発生する前には公布後の周知期間があるため、注意をしていれば気づかないということはありません。このような原則は、法律の不遡及の原則と呼ばれ、近代市民社会では当たり前の理論となっています。それによって予測可能性が高まり、一般人の自由な行動を阻害しないようになっています。

改正後、遡及的には適用されない

法律は、たびたび改正され、従来とは異なった規定に変化することがあります。しかし、改正されたからと言って、その規定が遡及的に適用されることはありません。その理由は、もし遡及効を認めてしまうと、それまで適法であったと考えて行動してきた人が違法な行為をしたことになってしまいます。それは、民事であろうと刑事であろうと、一般人の予測可能性を害してしまい、自由な行動を阻害してしまうこととなります。そのため、法律は変わったとしてもそれはさかのぼって適用されることはなく、普通は周知期間を設けたのちに施行されるようになっています。

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